ボズ・スキャッグスは70年代から活躍したボーカリストですが、もともとはR&B系でしたが、76年のアルバム「シルクディグリーズ」で洗練された都会的な曲を発表しブレークしました。
この頃からAORというジャンルができています。大人向けロックという意味ですが、たしかにロックの要素もあります。
このアルバムには名曲「ウィ・アー・オール・アローン」が収録されています。他にも「ロウダウン」「リド・シャッフル」「ハーバー・ライツ」は好きな曲です。バックバンドをToToがやっていたことでも有名です。
翌年に発表された「ダウン・トゥー・ゼン・レフト」に収録されている「ハード・タイムス」はロックの要素もあり名曲です。大学時代出版社でアルバイトしていた記憶とリンクしていて当時の思い出がよみがえります。
80年代になっても同系統のアルバム「ミドルマン」を発表していて、ここでは「ジョジョ」が好きな曲です。
AORというジャンルができるきっかけとなったボズ・スキャッグスですが、たしかにそれまでは同じ系統のボーカリストはいなかったような気がします。ルーツはR&Bでロックと同じであり、ジャズの雰囲気もあり、バックバンドはフュージョンといってもいい一流ミュージシャンを揃えています。
マイケルフランクスやスティーリーダン(エイジャ)にもないリズムを協調した曲もあり、歌い上げるバラードもあるすばらしいボーカリストです。
声質も力強いのですが、トムジョーンズの一歩手前で踏みとどまっていて、しつこくないところが好きです(トムジョーンズも好きですが)。