キース・エマーソン・バンド・フューチュアリング・マーク・ボニーラ

10月にキース・エマーソンが来日しましたが、フジTVの「とくダネ」に出演して生演奏を行ったのを見て初めてそれを知りました。すでに出ていたアルバムを遅まきながら購入してしまいました。マーク・ボニーラは初めて聞きましたがレフティーのギタリストで、ボーカルも担当しています。声質はグレグ・レイクやエイジアやキングクリムゾンのジョン・ウェットンに似ていて、いかにもプログレのボーカルがぴったりのイメージです。初回限定版にはDVDがついていてライブ映像も見ることができます。

アルバムの15曲目までは「ザ・ハウス・オブ・オーシャン・ボーン・メアリー」というタイトルのついた組曲のようになっています。マーク・ボニーラが昔みたホラー小説をキース・エマーソンも偶然読んでいたことから名づけられたようです。ピアノに火をつけたり相変わらず破壊的なことが好きなキース・エマーソンですが、音楽性も昔と変わらず一貫しています。

ソロになってからは映画音楽が多く日本のアニメ「幻魔大戦」(平井和正原作 キャラクターデザイン大友克洋)のテーマソングも手がけています。なぜかパチンコにもなっているようですが。
このアルバムではナイスやELP時代の延長線上にある音楽性を聞くことができます。聞いただけでキース・エマーソンだなあという感じがします。それにしても小倉智昭がファンだとは知りませんでした。

エマーソン、レイク&パーマー 恐怖の頭脳改革

恐怖の頭脳改革のアルバムは、今でも家にレコードが残っています。ジャケットデザインはエイリアンで有名なギーガーで、見開きになっていて中には目をつぶったメデューサが描かれています。
中の歌詞カードもアルバム6枚分ほどの大きさで、メンバー3名の顔写真があり、開いたときに好きなメンバーの顔を見ることができるようになっています。

マンティコアレーベルになって初めてのアルバムで、シンセサイザーがふんだんに使われているので、個人的に好きなアルバムです。グレッグ・レイクのエレキギターも聞くことができます。

A面

1. Jerusalem
2. Toccata
3. Still…You Turn Me On
4. Benny The Bouncer
5. Karn Evil 9: 1st Impression-Part 1

B面

1. Karn Evil 9: 1st Impression-Part 2
2. Karn Evil 9: 2nd Impression
3. Karn Evil 9: 3rd Impression

Karn Evil 9 Full Version

エマーソン、レイク&パーマー トリロジー

アルバム「トリロジー」はエマーソン、レイク&パーマー(ELP)のアルバムの中では、比較的評価されていないアルバムです。アメリカでのセールスとしては「タルカス」よりもよかったのですが、「展覧会の絵」「恐怖の頭脳改革」といったELPを代表する作品の間にあって、地味なイメージを受けてしまいます。

 個人的にはこの「トリロジー」に納められている曲には好きなものが多く、シンセサイザー好きを満足させてくれます。特に「ホウダウン」はステージでもよく演奏される曲で、お気に入りです。グレグレイクのアコースティックを活かした「フロム・ザ・ビギニング」も好きな名曲です。

 タイトル曲もふくめ全体的にメロディアスな仕上がりで、アルバムを聞いた時にはその時点でELPのアルバムでは一番好きな曲が多いアルバムでした。しかし、時間を経てから振り返ってみると、アルバムとしての印象が薄いのも事実です。

エマーソン、レイク&パーマー 展覧会の絵

エマーソン、レイク&パーマー(ELP)のアルバム展覧会の絵はアルバム一枚全部がクラシック音楽というアルバムです。クラシック音楽とロックの融合という点では究極のアルバムかもしれません。
 ディープパープルもオーケストラと競演したアルバムがあり、ムーディーブルースの「サテンの夜」もオーケストラを使っています。しかし単体のロックバンドだけでクラシックの曲をアルバム一枚分演奏してしまうはあまり例がありません。シンセサイザー奏者でクラシックのアルバムを発表しているケースはありますが(富田勲、ウォルター・カルロス等)。

 3人で演奏しているとは思えないサウンドの厚みはキースエマーソンの卓越したキーボードに負う所が大きいのですが、グレグレイクのボーカル、アコースティックギターも要所て光るものがあります。いずれにしても3人でアルバム一枚クラシックを演奏して飽きさせないテクニック、構成力はすばらしいものがあります。

 「ナットロッカー」は「くるみ割り人形」をアレンジした曲で、元はクラシックながら見事にロックになっています。シングルカットされてヒットした記憶があります。