ムーディーブルースのアルバム「セブンス・ソジャーン」は初期の集大成のようなアルバムでこのアルバム発表後しばらく活動を休止します。
「失われた世界」から始まるこのアルバムは「新しい地平線」「フォーマイレディー」「神秘な世界へ」「ユーアンドミー」「虚飾の世界」「ホエンユーアーフリーマン」と続き「ロックンロールシンガー」で終わります。ただのロックンロールシンガーと歌うこの曲が当時のムーディーブルースの心境を表していたのかもしれません。
セブンス・ソジャーンは天地創造後の休息日である七日目を意味していますが、結成当時のメンバー、デニーレイン(後にウィングスに加入)が脱退してから7枚目のアルバムとなるという意味もあるようです。
ムーディーブルースの特徴としてメロトロンという楽器があります。シンセサイザーは当時複雑な調整を必要としましたが、メロトロンはテープに音源を録音し、キーボードをスイッチとして再生する楽器でした。つまり録音さえできればどんな音源でも楽器として使うことができます。
鳥の鳴き声や風の音といった自然の音や肉声のコーラスなどが再現でき、表現力が広くなります。また、録音して再生することで生じる音の劣化が、結果としてメロトロンに不思議な味わいを加味して実際のオーケストラよりファンタジックな印象を与えます。プログレッシヴロックに適した楽器でした。