イエス こわれもの

イエスを好きになったきっかけのアルバムが「こわれもの Fragile」です。こわれやすいという意味の英単語もこれで覚えました。こわれものが入っている荷物にはFragileと書いてあります。何が「こわれもの」なのかジャケットを見ると地球のイラストなので、地球がこわれやすいという意味だったのでしょうか、地球温暖化を予測していたのでしょうか?

 イエスのすごいところは演奏のテクニックもありますが、演奏しながらコーラスをつけるという離れ業を簡単にやっていることです。スティーヴハウはソロアルバムでボーカルを聞くと歌がへたくそなのですが、イエスでのコーラスはなぜかうまく聞こえます。

 このアルバムで黄金期のメンバーがそろい、各自のソロも含めながらアルバムも全体的にまとまっている傑作です。
A面
1. ラウンドアバウト Roundabout  (Anderson – Howe)
2. キャンズ・アンド・ブラームス Cans and Brahms (Brahms)
3. 天国の階段 We Have Heaven (Anderson)
4. 南の空 South Side of the Sky  (Anderson – Squire)

B面

1. 無益の5% 5% for Nothing  (Bruford)
2. 遥かなる思い出 Long Distance Runaround  (Anderson)
3. フィッシュ Fish  (Squire)
4. ムード・フォア・ア・デイ Mood for A Day  (Howe)
5. 燃える朝焼け Heart of the Sunrise  (Anderson – Squire – Bruford)

イエス 危機

プログレのバンドはテクニックがすばらしいミュージシャンがそろっていますが、特にイエスは個々のミュージシャンのテクニックとともに、その調和もすばらしいものがあります。通常では指揮者がいなければ不可能な演奏もライブで見事に再現してしまいます。

その才能が最初に発揮されたアルバムが「危機」ではなかったでしょうか。LP片面一曲の長い曲をテクニックで飽きずに聞かせるバンドはイエスだけかもしれません。タイトル曲の「危機」を初めて聞いた時には構成力とテクニックのすばらしさに短く感じたほどです。危機Part1 part2

前作の「こわれもの」で披露したテクニックや音楽性をさらに進めて完成した傑作が「危機」でタイトル曲以外の「同志」「シベリアンカトゥール」も聞き応えがあります。演奏しながらハモるテクニックはすばらしいものがあり、一時練習しましたがとてもできませんでした(ロックの要で根本要氏がシベリアンカトゥールを再現していましたが)。

それにしても3曲しかないLP盤はこれくらいではないでしょうか。

イエス

イエスの魅力はミュージシャン個々のテクニックのぶつかり合いと、まとまりだと思います。指揮者なしでこんな演奏ができることが考えられないと言っていた解説者もいました。
 イエスもメンバーチェンジの多いバンドで、どれが本物のイエスかわからない時期もありましたが、ジョン・アンダーソンなしではイエスは考えられません。やはりこの澄んだ歌声に超絶キーボード、ギターが絡んでくるところがイエスの本質だと思います。

 ライブでもスタジオとほとんど変わらない演奏を再現できるのは脅威です。あのフレーズを弾きながらどうやってコーラスを入れているんだと思ってしまいます。  

 家に現存しているレコードはというとひとつしかありませんでした。1枚ではなく3枚組のYESSONGSというライブアルバムです。ライブ盤でしかも輸入盤でした。昔は輸入盤のほうが安かったので、確か東京へ行ったついでに買ってきた記憶があります。広げると表裏が通常のLP盤の4倍になります。つまり全8面にイラストが描かれています。
 
 USA盤で曲によってビル・ブラッフォードかアラン・ホワイトがドラムをやっているので、さまざまなツアーの寄せ集めのようです。アトランティックれこど殻出ていますが、リックウェイクマンはA&Mの所属のようです。

曲名一覧VOL1

  1. Opening(Except from”Firebird Suite”)
  2. Siberian Khatru
  3. Heart Of The Sunrise  
  4. Perpetual Change
  5. And You & I

VOL2

  1. Mood For A Day
  2. Excepts from”The Six Wives Of Henry Ⅷ”
  3. Roundabout
  4. Your Move
  5. All Good People
  6. The Fish

VOL3

  1. Close To The Edge  続き
  2. Yours Is No Disgrace
  3. Starship Trooper 

 それにしてもライブなのにスタジオ盤とほとんど変わらない音の再現にはびっくりしてしまいます。大学時代学園祭でイエスのコピーバンドが演奏しており、危機を忠実に再現していました(ボーカルを除いて)。曲の始めの鳥の鳴き声から再現していましたが、メロトロンでも使ってたんでしょうか、機材が準備できる資金力にびっくりしました(ウェザーリポートのコピーバンドもいました。そういえばスクエアのメンバーはうちの大学出身だったような気がします)

 Mood For A Dayは自分でもコピーして大学の時に演奏したことがあります。30年くらいやっていなかったのでほとんど忘れていましたが、今はインターネットでTab譜が簡単に手に入るのでもう一度チャレンジしています。Clapもやってみたいのですが、無理だろうなぁ。
 それとプログレッシブロックのレコードジャケットは他のジャンルと比べて個人的にはとても魅力的でした。